2011.2.24
外構工事 VS 東電
タイトル程大げさな事ではないのですが、浦和の現場は電線や通信ケーブルが地中埋設されるエリアで、国道整備と合わせて旧い電柱の架線の取り払いをしていました。順次旧い電柱は伐根されるので、やがて信号と街灯だけのすっきりとした街並みになることでしょう。
今日はちょうどその真下でブロック積みの作業をしているところで、作業員同士お互いに気遣いをしていました。
通りの反対側の横断歩道には、微妙な電柱の控えがあります。事故が起きる前に撤去されると良いのですが、、、、。昔、深夜駆けっこをして(この時点で何かがおかしい)、こんなワイヤー控え線につまづき、大怪我をした記憶が蘇ります。全容をお話するには15分は必要ですので、今日は割愛しますが。
高須賀香取神社は引き続き野地の工事中です。茅負(かやおい)とか裏甲(うらご)などと呼ばれる材も納まりました。この先、板金屋さん瓦屋さんの出番が待っています。
信じられないことに、あと1週間でお雛祭りですね。2月はあっという間に終わってしまいそうです。
2011.2.19
ハンドメイド流し台
浦和の現場のキッチンは手板金でこしらえたステンレストップに下台を合わせて、全てハンドメイドです。引き出し前板には無垢の杉板を横使いにしました。板目が繋がっているのは基本中の基本。室内に溶け込むような柔らかい印象は、ハンドメイドならではです。きれいにコの字の壁に納まりました。
階段室天井を内装屋さんが月桃紙を、危険な体勢で張っていました。梯子の下の方を押さえながらパチリ。失礼しました。
和紙の特性が故、ジョイント部分は15mmくらい重ねシロをとって張っています。これは過乾燥による収縮で、目隙や剥がれを予防する為です。
あと少しでお引き渡しですが、嬉しくもあり寂しくもありという、いつもの感じになっています。
2011.2.17
地盤調査
先月はお天気が続いていましたが、2月になってからの天候は不順で、現場の工程に影響が出始めています。こんなことを書くと日本海側のところや宮崎県のかたから怒られそうですが、外構工事や塗り替え工事、上棟後間もなくの現場は雪や雨には敵いません。今日は建築資金計画で、地盤改良工事の有無を先に判断したいということから、建設地の地盤調査を実施しました。
拙宅も新築の際に柱状改良工事をしましたが、当時は施工店が各々任意で保険に加入していました。残念ながら現在その施工店はありませんので、効力も無効です。そういう事態にならないように、今ではもしも事故が起きた際には現状回復の賠償資力を確保する為に、保険会社と認定施工店を被保険者とする損害保険に加入できるようになりました。免責事項もありますが、基本的に不同沈下による建物の傾き、損傷が起きた場合、10年間の保証が得られます。この10年は長いか短いかという意見は分かれますが、10年後に調査をして問題なければその先も安定するのではないかと予想はできます。ただ、10年以上経過している近隣の家々が、改良工事をしていないにも関わらず、何の問題なく建っているとちょっと気持ちは複雑です。住宅瑕疵担保責任保険では地盤保証はオプション扱いです。(平成21年5月1日着工分から)
2011.2.12
中間清掃工事
個人的な見解ですが、居室を左官で仕上げる要望が出始めたのは10年くらい前からではないでしょうか。勿論もっと前から一貫してそうしている工務店はあるでしょうが、一般的に認知され出したのは、私も含めてその頃だったのではないかと思います。
外部も左官ではなくサイディング張り、室内も和室ですらクロス張りという仕上げ現場が多くなり(今でもこういう家が多数です)、たまに仕事があっても基礎巾木だけかと左官屋さんに嘆かれたのを覚えています。
他社はどうしているか解りませんが、左官工事後の木部の汚れや傷の除去を、弊社では塗装屋さんに仕事をお願いしています。(以前は私がやっておりました)タイミング的には最終の美装工事では遅いと思うのです。
気をつけてはいても、どうしてもあらわしの木部には、傷や汚れが付いてしまいます。引き渡し後生活し始めれば傷や汚れは付き物ですが、他人の仕業ではあきらめられないことでしょう。
昨日雪がちらつくなか、塗り替え現場の職人さん2人にこちらの現場へ来て貰いました。こんな風にうまく職人さんを段取り良く廻せると監理もスムーズになるので、単発の仕事よりは2~3件を同時に監理できるのがベストです。そういう体制が当面の目標でもあり、しかしながらなかなか思惑通りにはいかないのが悩みの種です。
9日のDiaryを誤って削除してしまいました。画像だけ貼っておきます。
2011.2.8
高須賀香取神社
去年、刻みも基礎も完了していた神社建て替え工事が、いよいよ明日上棟の運びとなりました。実家からは1Kmほどのところが建設地なので、何かと利便性が良く、ありがたいことです。今日は私も材木運びの手伝いをして、ユニック車(正式には5t未満の移動式クレーン)のオペレーターをしてきました。久しぶりの作業で、上ばかり見ていたせいか首がだるいです。絶好の撮影スポットは敷地内にある滑り台の上ですが、非常に狭い!
取り壊す前の、在りし日の旧高須賀香取神社。
かつて私もいろいろ願い事をしてきました。明日は大工の手元として一日お手伝いですが、光栄なことです。実兄が墨付けをして刻んだものをいっしょに建てられるということ、先代もきっと喜んでいることでしょう。
どうか新たな神社が皆の願いを聞き入れて、また末永くこの地の鎮守をされますように。
2011.2.7
養生
浦和の現場は大工工事が終了して、今日から左官屋さんが1階の漆喰塗りの準備に取り掛かりました。木部などを汚さないように、ちり際をマスキング養生しています。
こちらは塗り替え中の養生。どちらもきれいな仕事をする為には必要不可欠な工程のひとつです。基礎工事や木工事など、ほとんどの業種に携わる者は何らかの養生を必ずしており、傷から資材を守る他、強度保全や近隣・安全対策まで、その目的は様々です。ひとつ言える事は、工事着手時点から竣工まで、関わる者全てがバトンタッチのように養生を施してはまた養生を重ねることが、物言わぬメッセージとして現場の規律を促すのです。最初から最後まで汚い現場は、伝染病のように職方にうつり、これでも構わないという仕事になりがちです。誰かが土足で入れば、普段はそうでない職方も靴のまま入りがちになるという、負の連鎖を助長させます。仕事自体はこういうところを見れば概ね想像がつきますし、養生が仕事の手始めだという気構えは我々関係者は忘れてはいけないことだと、こういう写真を見るたびに思うのです。でも至って普通なことなんですけどね。
ここでお詫びです。昨晩のMasahikoのUstreamライブを告知しておきながら、私鈴木は忘れてしまいました。聞き損ねたかたはこちらをクリック!
2011.2.2
家具工事
いよいよ浦和の現場は、あと2~3日で大工工事が終了します。あとは下駄箱やトイレカウンター収納の造作を残すのみとなりました。今日はダイニングの両面カウンターの造作です。棚箱以外は無垢材でこしらえるので、小穴を突き、やとい実を入れたり、仮置きして、はずして削ってまた調整したり、、、、まぁ納得が行くまでいろいろやっていました。残りはまた明日です。
後ろにキッチンセットが見えませんが、手板金でこしらえたステンレストップに合わせて、箱と引き出しを製作してもらっています。不釣合いにならないよう、こちらも気合を入れてますので、高橋建具製作所さん、あとは任せましたよ。
ここでお知らせです。
趣味が高じてCDまで出しているケーナ奏者Masahikoが、Ustreamで生演奏をします。来る2/6(日)10:00PMからです。詳しくはこちらをクリック。
学生の頃、私はチャランゴを演奏していました。確か彼の肺活量は当時からすごかった記憶があります。