2014.2.23
蕨市の家
雪国の人から笑われるかも知れませんが、今月はどうしようもないほどの積雪が2度あり、そのたびに雪掻きで体はヘトヘト。最初の雪掻きでスコップを壊してしまい、買いに出かけたらどこも売り切れで次回入荷も未定、、、仕方なくダクトテープで応急処置。そうこうしているうちにソチオリンピックが始まり、一喜一憂しているうちにもう閉会式を迎える。4年間トレーニングして競技時間はやり直しの出来ない数分間だけという、選手にとってはある種残酷で儚いものだが、それ故に皆の記憶に色濃く残ったりするものなのだろう。同じ時代に生きて歴史の証人となったのも何かの縁と考え、折に触れては誰かに話すこととしようか。
蕨の家も上棟して屋根下地ができる前に2回、雪で中断を余儀なくされた。その都度雪を払い除けて、何とか外回りが決まり付き、もう雨風及び雪は建物内部に入らないようになり一安心。
トップ画像は外壁左官下地の小幅板張りをしているところ。上棟後、構造金物や筋違・間柱取付け~屋根下地造作、窓台まぐさ~サッシ取付け、サッシ廻り防水テープ貼り~透湿防水シート張り~外壁通気胴縁取付け~小幅板張り という流れで進み、途中瑕疵担保責任保険の中間検査を受けたりしました。
今回の現場は2件隣がお弁当屋さん、150m歩けば材木屋さん、建築金物屋さんも比較的近くにあるので、何かと助かっています。病院も近くこれほど職人にやさしい?ロケーションなのは、過去余り記憶にありません。
さて今回の雪は拙宅にも多大な影響を及ぼしました。カーポート屋根とウッドデッキ側の目隠しオーニングに積もった雪が玄関先の通路に滑り落ち、膝まで達してしまいました。人の歩けるスペースを確保する為、通路の半分の雪を掻き分けたものの、なかなか解けず今でもしっかり残っています。
これ程解けない雪は記憶に無く、さくらの恰好の遊び場に。思い切り穴を掘ったり、雪を食べたりが20日も続いている。カーポート屋根に積もった雪は20cmを超える場合は必ず雪をおろしてください、とどのメーカーでも取扱い説明書には書いてあるのだが、なかなかできない話で、車で街中を走っていると屋根板の破損したカーポートやテラスをいくつも確認。地震や竜巻から続いて、暫く板金屋さんや金物屋さんは忙しいと想像がつく。
2014.2.3
蕨市の家
温暖の差が激しい今日この頃の気候ですが、絶好のコンディションのなか過日蕨市の家が上棟しました。事故も怪我も無く、スムーズに1日が終わった後の心地よい疲労感は良いもので、施主様をはじめ可愛い姉妹からも労いの言葉を掛けて頂き、嬉しいかぎりです。娘さんたちからは職人にメッセージカードが渡されて、大工の製本図面にはしっかりと二人のサインが書き込まれました。まだまだ始まったばかりですが、カタチが見えて実感が湧いておられるかと思います。Y様おめでとうございます。今後ともよろしくお願いします。
今回の現場は長期優良住宅の補助金受給対応をしており、アトリエ・ヌックさんの設計監理であります。その為埼玉県産材を主要構造材や羽柄材に規定量使用しています。5寸角の通し柱の他、6mの桁や梁を用いて出来るだけ継手を少なくする加工等を、島崎木材(株)さんにも協力して頂きました。その節はありがとうございました。