2019.4.20
引渡し
今回は’平成最後の’更新になると思います。
と言う程更新すること自体大したことではありません、今まで単に怠けていました、、、
草加市のO邸は先日無事引渡しを終え、少し安堵しているところです。初めての除湿型放射冷暖房設備機器の導入や屋根のグリーンエア工法、綿密な打ち合わせをしてからの造作工事とかで、今までにない種類の緊張感がありました。引渡し前の撮影ではファインダー越しにいろいろな気持ちが湧いてきて感慨深くなるのは毎度のこと、後はO様が健康で気持ちよく終生暮らしていただけることを願うばかりです。
構造材は彩の森ときがわの低温乾燥材。ゆっくりと乾燥の工程を経た木材は、程よい色香を保っています。床板は働き140mmの信州唐松、天井板はやみぞ美人の妹分のべっぴん桟、壁は卵の殻を主成分とした土壁、、、いつものように合板や塩ビ製建材を使わない仕様であります。
隣の寝室との間仕切りには先に紹介した除湿型放射冷暖房機器のルーバーが空間に溶け込むように据え付けられました。空気を汚さない、音もしない。四季を通して快適な第二の自然環境が室内に得られるのです。
ピーエス暖房機(株)
こちらは玄関を入ったところ。通り土間で奥にはサービスヤードがあります。式台代わりの踏石は以前庭先にあったものを再利用。正面の下弦の月からは仄かな明かりがこぼれて、家にいても四季折々の風情が感じられそうです。視線も上がり、つられて姿勢が良くなるかもしれませんね。さりげなく智頭杉の丸棒手摺が見えてますが、ここは一番触られる部位であり、その感触を楽しんでもらえると嬉しいです。
さて写真はこれくらいにしますが、今回も関わった皆様にここで厚く御礼申し上げます。特に1台120Kgもある冷暖房パネルを2台搬入して設置するまで手を貸してくれた水道屋さん、サッシ屋さん、鈑金屋さん、基礎屋さん、急なお願いに応えてくれてありがとうございました。
令和になってもまた変らず宜しくお願い致します。