2011.11.29
雑感
このところ打ち合せや見積り、行事も重なって2週間ぶりの更新です。それでも訪問してくれている方々が結構いらしゃるので、心の支えになっています。気にされているのか、心配されているのか、只の通りがかりなのか判りませんが、でも誰も意識しないでは到底書けません。
トップ画像はオニューの中古バイクです。穏やかな日を選んで体調を見ながら現場廻りをしています。以上。
二つの写真は部屋の巾木廻りの納めですが、何がどう違うのか、またはその意図が分る方は相当通のお方です。知りたいマニアックな方はご一報くださればお教え致します。
さて実は立川談志家元が亡くなられたことで非常に気が滅入っています。柳ジョージさんもしかりで、まぁ自分だってもういい年になってきたという証でもあるのですが。
師匠の「ひとり会」のビデオ集、何度も見ました。笑点の名づけ親でもあり、経歴はニュースでいやというほど流れましたが、師匠ほど好き嫌いの意見が分かれる落語家はそういないでしょう。You Tubeでいくつか落語が見られますので、皆さん判断なさってください。
知っている人は知っているのですが(当たり前だ)、かつて私は高校時代落研に所属していて、古典落語を3年間みっちりと研究?していました。おそらく全ての古典落語は読んだり見聞きして、そのうち10くらい話を覚え、各地の公民館や文化祭、大宮市民会館小ホール、はては上野本牧亭の高座にも上がらせて頂きました。今でも不定期でOB会の飲み会があります。
古典落語は学校の授業でとりあげたら、道徳よりもずっと面白いのではないでしょうか。中には下品な話や艶話もあり、学校では無理なものもありますが、人情とか世の無常とか、何となく子供でも判りそうなものだと思うのです。
師匠は事あるごとに、落語は人間の業の肯定だと話されていました。聖人君子のような人物は登場しませんし、どちらかというとどこかに問題のある者ばかりです。それでもどこか皆愛すべき人々で、見るも聞くも演じるも、結構癖になったりするのです。思えば一番多感な時期に落語に巡り合えて、自分にとってはあの時代こそ宝物なのです。何か為になっている、はず。
2011.11.14
5期目
おかげさまで、会社を設立してから今日で丸4年が経ちました。ある種のスタイルは築けてきましたが、今後も個々の事案に柔軟に対応すべく、応用問題を解くような気持ちでいたいと思います。そして旧知の仲間とはそれ以上に、これから出会う方々からは新鮮なエナジーを感じられるような環境の基で仕事をしたいと思います。それにしても、よくやってこれたものです。(自分でこれ言っちゃいけませんが)
世間や業界の動向には鈍感で、業績の良し悪しはまぁ自分のせいだと思う性質(タチ)でして、でも逆にやりようでどうにでもなるのではないのか、と思うのです。特に住宅建設業は。
これだけの家が既に建っていて、建て替え頃の家もあり、まだ建設用地もたくさんあるではないか。工務店や建設会社は数あれど、そこに負けない家づくりが出来れば十分仕事があるのではないか、というあっさりした考えで個人事業を始めたものです。平成16年のことでした。
とはいえパソコンも使えず、見積書を作るのさえ女房に頼んでワープロで打ち出してもらっていた具合で、感熱紙のFAX電話、安価なインクジェットのA4複合機、ノートパソコン1台と製図版で兎に角始まりました。
ブラザーのインクジェット複合機は2台目になりますが、1台目は暫くして印字が鮮明でなくなり、修理に出してもまた同じ症状がおき、メーカーのサービス担当のかたと電話で話をしたところ、なんと無償で最新型に交換してくれるとの事。確か2年くらい酷使していたので、その回答には驚かされました。レーザープリンターの隣で今でも現役で活躍しています。
このブラザーという会社、昭和16年創業のミシン製造販売会社であります。「ブラザー」の名は、前身の「安井ミシン兄弟商会」からの商標「BROTHER」に由来。兄弟で力を合わせて事業を行ってきたことにちなんでいる。現社長挨拶文より
~ビジネスがより活力あるものとなり、暮らしが楽しさ溢れるものとなりますように願い、ブラザーならではのユニークで優れた商品やサービスを提供させていただくと共に、持続可能な社会の実現を目指し、良き企業市民としてその責任を果たしてまいります~
いい挨拶文ですね。5期目を迎えた弊社も兄貴と共にユニークさを追求して参ります。
2011.11.07
西新井の家
今回の現場は前面道路の幅員は4mあるとはいえ、電柱が道路内に建柱している為、実質3.5mの有効幅です。建方時、通常のレッカー車を駐車すると、他の車両の通行ができなくなり、最終的に手起こしになるのかなと、考えていました。
そこで以前話だけは聞いていた、ポターンクレーンの採用に踏み切りました。これはフランス製の電動式L字型クレーンの名称で、100Vの電源で動く仕様になっています。作業高さ13m、水平旋回距離も13mが作業範囲であり、先端でも180Kgまで吊り上げることができます。
これにより4面完全先行足場かけが可能で作業性、安全性が良くなり、資材も建方前日に一括荷受けができました。当日は隣でラジコン操作をするオペレーターと一緒の建方で、静かで早いのに驚きました。
2階剛床合板には養生フィルムを貼っていましたので、昨晩の雨の影響は然程でもありません。快晴のなか幣束も清々しく見えます。
B様、おめでとうございます。今後ともよろしくお願いします。
2011.11.03
西新井の家
10月初旬から基礎工事に取り掛かっている西新井の家は、10/29に構造材のプレカットを終え、今週末に上棟の運びとなりました。好天にも恵まれ、順調に現場は進んでおります。
地盤改良工事から基礎工事の工程を逆再生スライドショーにしました。この期間は養生を含めてほぼ1ヵ月間ですが、これを10日間で工事を終わらせて上棟、という某大手建設会社もあり、価値観の違いを感じざるを得ません。