知識と技術と想像力

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株式会社 オリス

2012.8.22

西川材

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 お盆休みは例年通り妻の実家のある新潟へ行って来ました。しかしどこに行ってもこの時期は猛暑であり、「クアハウス胎内」や「新潟ふるさと村」等の館内施設で涼をとりながら家族サービスをしてきました。

 昨日は埼玉県の「木づかいコーディネーター」の課外講習があり、終日飯能でした。トップ画像は「吾野原木センタ-」。ちょうど競り市があり、売値を聞いたら想像以上の安値にちょっと驚きました。

IMG_6264.JPG 地元の大河原木材(株)さんから昨今の厳しい状況の話を聞き、それでも知恵を出し合って林業の活性化を図っていく真摯な姿を見て、関連する業界でもある我が身を省みたりしました。
「まだ嫁に行かない材木がいっぱいあります。よろしくお願いします」
「いい大工さんがいなくなると、林業も駄目になる」
「効率と早さの為、一年中伐採して価値の高い原木も何でも乾燥機にかけて流通する傾向だが、構造材は冬採りで天然乾燥にするのが大工もお客様も一番良い。」


IMG_6254_edited-1.psdIMG_6253.JPG この写真は県産材だけで造ったモデルハウスでこの間完成したばかり。まだ40代の棟梁も挨拶に見え、手刻みの内容や、漆喰塗り壁が凍らないように建物をシートで被い、練炭を15個設置して養生したとか、いろいろな苦労話を聞く。驚いたのは関わった左官屋さん、建具屋さん等ほとんどの職人が50前だそうだ。(どうしよう)

 電車で飯能まで足を延ばすのは人生2回目。以前山長の森にも視察にいったことがあるが、つくづく日本は森林大国なのだと思う。もっとたくさん国産材を使って皆が喜び、感謝して、国土が荒れることなく保全されることを願う。

2012.8.11

夏季休暇

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 お盆休みは8/12(日)から16(木)までいただきます。よろしくお願いします。
 期間中皆様も怪我や事故無く楽しく過ごされますよう、お体ご自愛ください。

2012.8.5

小川町の家

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 小川町の家は木工事が佳境になり、大工は1階2階に分かれて施工しています。先日タイミングを見計らい、3回目になる最後の断熱工事を終えました。

 2階屋根裏へは天井点検口からセルローズファイバーを吹き込みます。勿論本来の目的である点検の為の用途も考慮しなくてはいけないので、同材にて座布団をつくって開口部を塞ぎ、連続した断熱層を保持します。


IMG_6197_edited-1.psdIMG_6207.JPG 屋根裏には自然沈下量を見越して、当初から300mmの厚みで吹き込みます。
 造作の取り合いの関係で、1階外壁の断熱工事もこのタイミングを見計らって施工してもらいました。大抵の弊社施工現場は先付けの巾木・廻縁であるが為、どうしても何回かに分けて施工することになりますが、断熱工事の職人さん達はいつもの面子なので、お互い気ごころが知れていて安心です。

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 左はリビングから小上がり座敷と対面キッチンを見たカットです。システムキッチンは板張りのカウンターの向こう側にありますが、そこの写真はいずれまた。
 右は2階の壁の耐火ボード張り。


 ここでコマーシャル。セルローズファイバー断熱工事の(株)ゼットテクニカ代表の山本順三氏の新刊本がさくら舎より発売されました。詳しく知りたい方は是非お買い求めて読んでみて下さい。
 尚、表紙と見開きページの写真は弊社の施工現場であります。お楽しみに、、、


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