2011.10.30
小屋裏収納
弊社では屋根なり断熱工事を多く採用しますので、屋根裏空間を吹き抜けとしたり、収納部屋として活用することになります。屋根垂木は184mmの材背があり、通気層を確保してシートを2重張りし、セルローズファイバーをその間に吹き込みます。
小屋裏収納はその階の1/2以内の面積、高さも1.4m以下という規約があり、それを超えると3階建て建築物の規制がかかることになり、コンプライアンスが問われます。
TOP画像は床板から棟木の下端で1.4m。法令遵守です。
床板は赤松の30mm厚×w150mmの無垢無塗装フローリング。仮並べをして、節の入りに難があったり、やや狂いやでていたり、色目が良くないものをロフトや物入れの床板にします。いずれ経年すると飴色に変色するので、気にならなくなります。でもまぁ綺麗な床板を玄関ホールやLDKに集めたいですから、いわゆる気(木)づかいです。
震災や台風被害の修理に追われて、やっと板金屋さんが屋根工事に来てくれました。お客様にもこの件はお断りして了解を得ていましたが、これでひとまず安心です。
週明けには瑕疵担保責任保険の2回目の検査が受けられます。
2011.10.25
近況など
亡き父親方の叔父の通夜がありました。床屋さんをご夫婦で営んでいて、奥さんを先に亡くしましたが、また来世で会えることでしょう。94歳の大往生でした。自分も若い頃よく髪を切ってもらいましたが、幸手市内とはいえ実家からは程遠く、そしていつも代金をとらないので、物心ついた頃、よその床屋さんに変えてしまいました。
客商売なので、ご夫婦揃って話好きで、晩年は仕事を辞めてあちこち旅行をされていたそうです。仕事をしている間は、宿泊旅行は自由に出来なかったのでしょう。人徳のある、好かれる人柄であったと想像でき、お坊さんもそのようにおっしゃっておられました。
こういうときは家族が集まり、いろいろ話をする機会にもなります。世間話から親兄弟、子供のこと、近い将来のこと、家路についたのは10時を回っていました。そしてやはり親は大事にしなきゃ駄目だなと、毎度思うのであります。
家や土地のローンもあり、子供の教育費だのでどうも目先のお金に囚われ、仕事にかまけて、身辺に気がまわらない状況ですが、何とかしたいものです。それでまず手始めに子供をバイクに乗せて走り始めた次第です。
上尾のお客様は、日曜日に男手で防蟻工事でした。
床下でも一人作業しています。すごい!
何でも経験することは良いことです。
早く階段つけてあげるね。
2011.10.17
上尾の家
このところ深夜のデスクワークと現場の行き来で、コンディションが不安な為に、バイク乗りを躊躇しています。学習しましたので、、、、。でも3日毎にエンジンをかけ、ほんの少しだけ家の廻りを走って、バイクのコンディションは何とか維持できています。
上尾の家は順調に工事が進み、サッシの取り付けから外壁下地の透湿防水シート張りに取り掛かりました。久しぶりにご家族全員と現場で顔を合わせることができ、だんだんカタチが見えてきて会話もはずみます。
2011.10.14
鯨海酔候
ご冥福をお祈りします。残念でたまりません。
「酔って候」 1978年リリース
曲のモデルは第15代土佐藩主 山内容堂。 時代は幕末から明治維新。
自らを鯨海酔候と称し、酒と女をこよなく愛した志士である。
カップス解散後、司馬遼太郎の同名の歴史書を読み、感銘を受けて作詞作曲をする。
発表の際には司馬氏の承諾を得たというエピソードがある。
歌詞は大変意味深く、凝縮されたエッセンスが感じられる名曲だと思います。
間違いなく柳ジョージさんは容堂同様、詩人でありました。 合掌
2011.10.7
秋深し
お彼岸過ぎても暑さ寒さが交互にやってくるお天気で、とある居酒屋の店長も鍋料理が出たり出なかったりする微妙な時期だと話していました、しかし雨が降ると途端に寒さが身に沁みます。先週不注意で右足を痛めてしまい、ずいぶん良くはなりましたが寒さが足にも沁みます。反省。
トップ画像は足場が外れたせんげん台の家。怪我前の暑い日でした。
こちらは砕石パイルによる地盤改良工事。液状化に効果があるという、アクパド工法を初めて採用しました。東京都の液状化予測図でも、その恐れのある区域にかかっていました。
スクリューロッドから引き出された浅い地盤からは、よくある関東ローム層。
そして液状化の原因となる砂質土が深層から出てきました。予測図は予測でなくなりました。これは脱水して排土します。
以前にも書きましたが、地盤調査データの見方に始まり、その土地に最適の工法を選定するのは容易ではありません。どんな仕事にも共通しますが、より多くの最新の情報を集めて、エキスパートの判断を仰ぎながら総括していく必要があります。
thanks, photo by n.katsumi
2011.10.2
造成工事
まれにお客様から解体土木工事だけを依頼されることがあり、先週その工事がありました。本当は敷地内の鳥小屋だけ(とは言っても述べ27mもあるのですが)の解体で、2日間の予定だったのですが、急遽ビニールハウスも解体して貸し駐車場を造成することになり、延べ4日間の工事となりました。
地主さんは地主さんなりの気苦労があるというお話、いろいろ聞かせて頂きました。実は画像に写っている家屋は今は誰も住んでいなく、母屋は奥にあるのです。先々は敷地の有効利用を考えて何か考えなくてはいけないのでしょうが、その時はまたご相談ということになりそうです。
という訳で梅ちゃん、工事代金は格別によろしく!