2012.2.29
最後に雪か、、、
長引いていた咳の症状が落ち着いて、やっと体調が戻りました。先週末は新潟へ葬祭に出向いたりで、公私共々多忙なのは相変わらずですが、ひとつひとつクリアしていかない事には前に進めません。
足場とメッシュシートが外れた西新井の現場は、室内がぐっと明るく感じられます。この現場は冬季の寒い日の外壁左官仕上げになった為、懸念していた白華現象(エフロ)が発生してしまい、その除去に丸二日要しました。コンクリートやモルタル仕上げ面、タイル目地などの表面に、白い吹き出物や斑点模様を街で見かけますが、アレです。強度的には問題ないとは言え、化粧仕上げでは問題ありです。
炭酸カルシウムが酸で分解されると白い泡が発生します。最後に水洗い。
あまりこういう作業を紹介するのも何ですが、工事現場はいろいろあるものです。
トップ画像は何気ない大工造作のように見えますが、実は難易度が高いです。互いに化粧柱が見えている間仕切り壁に、電磁波シートと配線、スイッチ・コンセントプレートを付けるという納まりです。何のことか判りにくいので次の写真。
薄壁と言えどもちゃんと筋違も効かせ、電気設備の埋め込みBOXが納まらないないのは、はさみ金具でスイッチ・コンセントプレートを固定する奥の手を使います。電磁波制御シートは天井裏で連続させて、アースで逃がします。
大工も取り合いや納まりを確認しながら造作しています。ボードを張れる状態にまでなればゴールはもうすぐなので、もうひと踏ん張りです。
最後に夜の上尾の家のステンドガラス。違う役目で再生されて、いろんな想い出も一緒に引き継がれることでしょう。